【戒名(かいみょう)のはなし①】 〜本日の一服〜
みなさん、こんにちは。
岡山では、セミが鳴くような暑さがぶり返して着ました。
またアイスクリームが溶けそうです。。。
さて、本日は戒名(かいみょう)についてのお話です。
戒名って聞いたことはあるけど、そもそもナニ??という方は少なくないはず。。
一般的には、
戒名=仏の世界における故人の名前
と言われています。
戒名が与えられることで仏の世界へ入ることを許され、
同時に仏教の戒律を守る証ともされています。
また、葬儀に関する書籍ではわかりやすく、以下のような表現もされています。
「あの世に行く時の “パスポート” の名前」
(2009年4月『坊主の常識・世間の非常識』)
「ブディスト・ネーム」
※キリスト教における洗礼名クリスチャン・ネームにならって
(1980年『戒名・法名のはなし』)
また、戒名という言い方は仏教のほとんどの宗派で使われていますが、宗教によっては以下のような言い方もします。
浄土真宗=法名 日蓮宗=法号
そして、この戒名には階級(ランク)が存在します。
まだまだ細かく種類は豊富なのですが、代表的なものをまとめてみました。
青い矢印の濃淡が濃くなればなるほど “戒名料”(戒名をつけていただいたお寺への気持ち)が高額になっていきます。
お寺、または地域によって戒名料は様々ですが、
最高位の戒名ともなれば数百万円にのぼる時代もあったようです。
では、戒名のランクによって死者が旅立つ世界は変わるのかというと、、、
全く変わりません。
行き先が同じ飛行機の座席が、
ファーストクラスなのかビジネスクラスなのか、
それともエコノミークラスの座席なのか、
戒名とは、快適に旅立って欲しいというお見送りする側の気持ちを表したものなのかもしれません。。。
と、ここまでは戒名についての一般的に広く知られている知識的な部分のお話でした。
次回のブログでは、歴史的な背景も踏まえてさらに深く、
“戒名とはいったい何なのか”
を紐解いていきたいと思います。
息が詰まりそうなお話ばかりスミマセン。
恥ずかしながら、私も業界に入るまでは全く知りませんでした。。。
それでは、さいごに「本日の一服」のコーナーです!
【スティレラティーノ】のオリーブコットンスーツになります。
スティレラティーノはイタリアのナポリにあるブランド。
ほぼ全ての工程をハンドメイドで仕上げるという姿勢を崩さず、トレンドを意識しつつも独自の世界観で世界中の人々を魅了するブランドです。
ファッション業界や服好きの方なら誰もが憧れ、愛用しているブランドの一つです。
クラシックなワイドラペルも特徴です。
私が着ているのはビームス さん別注(ビームスさんがブランドに注文して作らせた)のものです。
オリーブの色が綺麗なスーツですが、岡山で着ていると少々浮きがちになります笑
白いパナマハットのボルサリーノを被るだけで、かなり注目を浴びる街なのです笑
当時は、個人的にかなり刺さったこのアイテムですが、現実的な場所での実用性がかなり乏しいので、手放すかどうか検討中です。。。
検討といえば、今期は何を購入しようか。。。
限られた最低の財力で最高のコストパフォーマンスを発揮しないといけないため、未だ焦点が定まりません。。。
服ばかの悩みは積もるばかりです。。。笑
本日はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました!
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【お線香のこと】 ~本日の一服~
みなさんこんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。
最近の岡山は比較的涼しくとても過ごしやすいです。
このまま秋が深まってくれればいいのですが。。。台風やら秋雨やら。。。
もう少し自然の気まぐれに付き合わされそうですね。
さて、本日は線香のお話です。
お盆に帰省されて、お墓参りされた方も多いかと思います。
そこで欠かせないアイテムとしては、やはり「線香」。
何となくお墓まいりといえば線香を立てるイメージですが、
一体どんな意味があるのか。。。今まで深く考える機会は少なかったと思います。
そもそもですが “なぜ線香をあげるのか” ということですが、仏教の発祥地インドではこんな理由がありました。
熱帯気候であり遺体の腐敗も早く、それらの死体の臭いを消すため。
歴史を辿ると、そもそも匂いを消すために利用されていたものなのです。
しかし現代に至るまで色々な意味が付随されていきました。
主に以下の4つが挙げられます。
①自分の身を清める
②故人のごはん
③あの世の道しるべ
④故人に想いを伝える
宗教的にも色々な意味がありますが、わたしたちの生活で例えると
“ごはん” という例えが一番親しみやすいのかもしれません。
歴史の流れに伴い、堅苦しくいろんな意味が付いてきましたが、本質的な意味が雲隠れしてしまっては本末転倒です。
なんとなく線香をもっていくのではなく、“ごはん”を持っていく。そういった想いで持っていく線香は、
まさに故人様にとっては何よりの “ごちそう” なのかもしれません。。。
偉そうにスミマセン。。恥ずかしながら、私も業界に入るまでは全く知りませんでした。。。
気を取り直して、それでは「本日の一服」

初秋のライダーススタイル。
ライダースはチンクワンタというイタリアはフィレンツェのファクトリーブランド。
ブランドのポリシーとしてPRは一切行わず、最高のクオリティーと価格を追求し続ける職人気質のブランドです。
昨年購入したものの、年中通してずっと着ています。
このブラウンスエードにゴールドジッパーというディティールはかなり刺さりました。
スエードもキメが細かくなめらか。。裏地もゴールドという。。
気づいたらレジでした。。。
そして現在、私の大好きなビームスでも期間限定でモアバリエーション(通常取り扱いのない商品を販売すること)が開催されています!
現在私の大好きなビームスさんでもモアバリエーションを開催しています。
チンクワンタ モアバリエーション https://www.beams.co.jp/news/1058/
開催期間と開催店舗は限られてますが、お近くでライダースをお探しの方はぜひ!
絶対にいい出会いがあります!
と、最終的にビームスさんの宣伝ブログになってしまいましたが。。。
本日はここまでです。読んでいただきありがとうございました!
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【旅の下準備】 ~本日の一服~
みなさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
岡山ではアイスも溶ける勢いで、引き続き猛暑、猛暑の日々です。
ほんとにアツい。。。
グチはこの辺で、、本日は「死装束」についてです。
“しにしょうぞく”と読みます。なんとなくのイメージはつくかと思いますが、何のために葬儀で使っているのか。。。何の意味があるのか。。。
あまり深く考えたことは経験に少ないと思います。今回は、そんな死装束について少し触れていきたいと思います。
まずは、死装束の内容一式をご紹介したいと思います。
「え、死装束ってあの白い着物みたいなやつだけじゃないの??」
って思われるかもしれませんが、私たち葬儀屋は主に以下の9つをまとめて死装束と読んでいます。これも知っている方と知らない方とでは、かなりギャップがあるかと思います。ではさっそく。
よりイメージしやすく旅装具で例えてみました。
①経帷子(きょうかたびら)
=制服(山登り専用ウェア)
②笠(かさ)
=帽子(直射日光や雪を防ぐ帽子)
③杖
=倒れないための補助道具
④白足袋・わらじ
=靴(登山靴)
⑤頭陀袋・六文銭(ずだぶくろ・ろくもんせん)
=旅費
⑥数珠
=お守り
※死装束の一つで、数珠で手を合わせることで、煩悩が消滅し、功徳を得られるといわれています。
⑦三角頭巾
=魔除け
※最近ではあまり着けることはなくなりました。
⑧手甲(てっこう)
=日除け
⑨脚絆(きゃはん)
=歩くための補助道具(足を傷つけないための防具)
つまり死装束とは、“天国へ向かうための旅準備”といったイメージでしょうか。
ときに雨風に見舞われるかもしれないけど、気をつけて「いってらっしゃい」と気持ちを伝えるものなのかもしれません。
だとしたら、死装束は人によって変わるものなのかもしれません。むしろ変えるべきなのかもしれません。
その気持ちがあれば、スーツ、ユニフォーム、お気に入りの洋服、靴。。。
何といっても人生一度きりの旅です。大切なのは形式ではなく“気持ち”だと思います。
と偉そうなことをつらつらとすみません。。。しかし恥ずかしながら、私も業界に入るまでは全く知りませんでした。。。
では最後に、気を取り直して「本日の一服」
こちらは数年前にビームス で購入したラルディーニのサファリジャケット。
サファリ、何とも言えませんが、、アフリカっぽいイメージ。。狩りをするような。。
ザックリとそんな感じです笑
生地はシャンブレーといってデニムっぽいイメージです。着込んでいくとシワがいい味になるんですよね。
「シャンブレー」=縦糸に色糸、横糸に白糸(さらし糸) を使って“平織り”した生地。
「デニム」 =縦糸に色糸、横糸に白糸(さらし糸) を使って“綾織り”した生地。
「ダンガリー」 =縦糸に白糸(さらし糸)、横糸に色糸を使って“綾織り”した生地。
デニムとは糸の使い方が逆になります。
生地の厚さは一般的に、シャンブレー<ダンガリー<デニムといった順です。
突然ウンチク語ってスミマセン。。。
とにかく、清涼感あって夏のTシャツスタイルをグンっと上品に格上げしてくれる頼れる相棒なのです。ベルトも大人っぽくて気に入ってます!
それでは本日はこの辺で。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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【24時間後。。。のこと】 ~本日の一服~
みなさん、こんにちは。
本日は、火葬するタイミングについてお話しできればと思います。
一般的にはお亡くなりになられてから、家族が集合して、お坊さんを呼んで、そのまま火葬場へ行くという漠然としたイメージはみなさんすでにお持ちだと思います。
しかし、そこにはちょっとした “ルール” が存在してます。
そこで今回は “火葬するタイミング” のルールについてお話しします。
実は、火葬にはこんな法律が存在しています。
火葬は、法律墓地、埋葬等に関する法律第3条により、
「原則として、死後(もしくは死産後)24時間以内は火葬してはならない」
と、決められています。旅立たれてから「24時間後」にしかできないのです。
ではなぜ24時間後にしかできないのでしょうか。それは。。。
「蘇生する可能性がある」=「生き返るかもしれない」
これが一番の大きな理由です。昔は死亡診断の技術も低く、仮死状態を死亡と診断してしまうケースが少なからずあったようです。。。
稀なケースではありますが、仮死状態のまま火葬を行い、その最中に蘇生するという事故が起こることも。。。ぞっとします・・・
死後24時間経過すれば、死斑(しはん)と呼ばれる紫色の斑点(はんてん)が出てきますので、確実にお亡くなりになられたと判断することができます。
こうしたことを未然に防ぐために法律で“ルール”を決めたのです。
恥ずかしながら、私も業界に入るまでは全く知りませんでした。。。
それぐらい、身近なようで遠い、遠いようで身近なお話なのかもしれません。
それでは最後に、【本日の一服】
カジュアルなスタイルです。かっこいいようなダサいようなそんなギリギリのラインをあえて狙ってみました。
インナーはドルモアというイタリア製でブラウンのニットポロ。肌触りがすごくいいです!
羽織ものは数年前に購入したリーバイスでベージュのGジャン。ベージュのGジャンもありそうでなかなかないので入手に苦労しました。。。
パンツはブリッラペルイルグスト(ビームス のレーベル)で日本製のチノパン。隠れてますが実は2プリーツ入りで腰回りがラクラクです。この色味も使いやすく、今シーズン一番履いたパンツと言ってもいいかもしれません。
喋りすぎました。。。
では、本日はここまで。ありがとうございました。
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【そうぎの費用に関すること】 ~本日の一服~
はじめまして、ファッション好きのエンディングプランナーの藤原幸樹です!
ここでは、葬儀に関する情報や知識などなど…さまざまなことを発信していこうと思います。
たまに趣味の話に脱線…するかもしれませんがよろしくお願いします!
さて、さっそくですが第一回目はタイトル通り【そうぎの費用に関すること】です。
その費用なんですが、実は3種類あります。
一般的に
①葬儀費用
葬儀の基本料金(祭壇、棺、骨壺、ドライアイス、人件費等)
②実費費用
葬儀以外にかかる料金(会館使用料、司会進行、火葬料、飲食、返礼品等)
③宗教者へのお礼
お布施(お経を読んで頂いた、戒名を付けていただいた等)
恥ずかしながら、私も業界に入るまでは全く知りませんでした、、、
さらに、この3つの費用、実は “あたりまえ” を利用したこんな仕組みもあるのです。
【業界的あたりまえ】
「葬儀費用」+「実費費用」+「お布施」=「総葬儀費用」
【一般的あたりまえ】
「葬儀費用」=「総葬儀費用」
まさに知っていると知っていないとでは大違いという、ほんとうに恐ろしいです。。
「見積もり時」と「請求時」で金額が違うといったトラブルはこういった“あたりまえ”から発生することが多いです。
葬儀社にお見積もりを依頼するときは、必ず「実費費用」を含めた「総葬儀費用」を算出してもらうことが大切です!
なお、宗教者へのお礼(お布施)については、直接、宗教者へお尋ねくださいね。
【本日の一服】
と題しまして、趣味のお話ですが、服バカなので基本的に洋服のことばかりです。。ツマラナイものですが、ぜひ!
数年前に購入したタリアトーレ のブラックデニムジャケット。
もともとのボタンはもう少し地味なブラックのナットボタンでしたがメタルボタンに変更。ゴールドメタルだと煌めきが強く、生地とケンカすると思い、少しくすみがかったガンメタルゴールドボタンに変更してます。
インナーは近年注目されているオープンカラーでブラウンのキューバシャツ。こちらはslow gun製でブリッラペルイルグストのもの。前身頃の左右にタキシードシャツのようなプリーツが入っているので一枚でも様になります。
と、少しどころかかなり脱線しましたが。。。ファッションに関することも一服がてらご紹介できればと思います!
それでは本日はここまで!ありがとうございました!
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空っぽの葬儀 経験談
先日 来られたお客様のお話し。
その方は旦那様が一年前に亡くなられたそうで その時の葬儀のお話をしてくださいました。
午前中に旦那様は急に亡くなられたそうです。 葬儀屋さん迎えに来てもらい 会館へ安置。友引があるので通夜を今日したほうがいいと葬儀屋さんに言われ 即 打合せ。
夫婦のお子様は県外で間に合わなく そのまま一人で打合せをしたそうです。 まだまだ冷静ではなっかた状況で打合せは進んでいきました。
そのあと 準備をするもの(遺影写真や納棺時の故人様の着替え 印鑑など)を取りに自宅へ帰る。時間がないので適当に決めてしまった。
涙はでるが悲しい涙ではなく 一人でパニックの涙。。。
バタバタしてその日は あっとゆうまに終わったそうです。
当時を思い返して 家族葬だったが 予定より派手になったこと。追加料金があったこと。バタバタして悲しむ暇もなかったこと。
商品を選べるものが少なかったこと。などなど
そして一番 後悔したこと
それは 葬儀をしたけれども私自身 余裕がなく供養ができなかったように思う。
そんなに慌てて葬儀をしなければ良かった。
この方の葬儀は作業に追われる心のない空っぽの葬儀でした。葬儀は残された方のけじめをつける儀式でもあります。
今は葬儀をされない方も増えてきていますが せっかく葬儀をされても この方の様に大切な人の死を受け入れる過程を無駄にしてしまったら元も子もありません。
葬儀の役割を果たせず 後悔が残ると 残された方は前へ進むことが出来なくなるのです。葬儀はやり直しができません。
10万かけても200万かけても 心のある葬儀がいいですね。
なんといっても見送る方の気持ちが一番の供養です‼
皆様には ゆっくり時間をかけて葬儀を提案してくれる葬儀社を選んで頂きたいです!
セレモニーサロンプラスでは 第一にグリーフケアを考えながら葬儀を提案します。気軽に遊びに来てくださいね☆